フィンランドで生まれ世界で愛されるコーヒーショップ ROBERT’S COFFEE(ロバーツコーヒー) の日本1号店@福岡・大名に行ってきました!

公開日: : , 飲食店

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国民1人あたりのコーヒー消費量が世界一なのはどこの国か知ってますか?

コーヒーといえばブラジル? ブルーマウンテンで有名なジャマイカ?
じつはフィンランドなんです。フィンランドでは1919年から1932年まで禁酒法が施行されていて、この時期にコーヒーの消費量がいっきに伸びたとも言われていますが定かではありません。あるいは、遠い南国のコーヒー産地に降り注ぐ太陽への憧れがあるのかも。
そんなフィンランドを代表するコーヒーショップがROBERT’S COFFEE。フィンランドで1987年に開業。現在までフィンランド国内に40数店舗の他、スウェーデン、トルコ、シンガポールなど世界に60店舗近くを展開。日本では第1号店が2012年12月、福岡の大名に開店しています。

入口でムーミンファミリーがお出迎え
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福岡の大名は、有名な天神のお隣の地区。ブティックやカフェ、雑貨屋さんが集まっています。東京で言うと青山や原宿のような街。その一角にあるビルの2階にROBERT’S COFFEEはあります。階段を昇っていくとドアの前でムーミンファミリーがお出迎え。店内で販売されているコーヒー豆のパッケージにもムーミンのキャラクターが採用されています。

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ホワイトとウッドを基調とした北欧センスの店内は、まるでインテリアショップのよう。

グッズスペースにも様々な北欧アイテムが並びます。以前、このサイトでも紹介したLovi(ロヴィ)のムーミンもいますね。
メニューには様々なアレンジコーヒーのほかスムージーやスィーツも用意されています。コーヒー通にぜひとも飲んでもらいたいのがプレスコーヒーです。
ROBERT’S COFFEEではプレスコーヒーを一般的なフレンチプレスではなくエアロプレスで抽出します。これはプラスチックのシリンダーで空気圧をかけてコーヒーを抽出する器具(下の写真)で、あのフリスビーの発明者が考案したもの。欧米、とくに北欧のカフェでは一般的に使われています。最近になって日本のカフェでも取り入れるお店が増えてきたようです。

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美味しくて胃に優しい
コーヒーの果肉を使った「おなかコーヒー」

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プレスコーヒーのメニューは「ブルーベリーコーヒー」と「おなかコーヒー」の2種類。

ブルーベリーコーヒーは、ブルーベリーの果実をコーヒーと一緒に挽いて淹れたコーヒー。人工的にフレーバーを付けたものではないので、ブルーベリーの香りとコーヒーの風味が自然に溶け合っています。
さてさて、おなかコーヒーってなに?と思った人も多いでしょう。これはその名の通りおなかに優しいコーヒーなんです。
秘密は果肉のついたコーヒーをそのまま乾燥させ焙煎すること。通常、コーヒーは果肉を種子(コーヒー豆)から洗い落として焙煎するウォッシュトか、果肉のまま乾燥させてから脱穀するナチュラルといわれる方法で作られます。

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果肉のままという大胆な方法を考えついたのは創業者であるロバート・パウリグさん。

上は店内に飾られているロバートさんの写真。あるとき胃を悪くしてコーヒーが飲めなくなってしまったロバートさんがコーヒーの果肉に胃の調子を整える成分があることを知って研究開発。おなかコーヒーの製品化に成功しました。なにしろ世界一コーヒーを飲むフィンランド人。おなかコーヒーは当然のようにヒット商品になったんです。
おなかに優しいというだけあって、味はマイルド。マイルドというと“薄い”と思いがちですが、そうじゃないんです! 甘みとコク、熟したアップルのような優しい酸味がしっかり味わえます。
今のところROBERT’S COFFEEはこの福岡大名店のみ。でも、おなかコーヒーはじめ各種コーヒー豆はネットでも販売されています。また全国の百貨店でのフードイベントに参加されることもあるようです。フィンランドならではの美味しいコーヒーをぜひ味わってみてください。

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お腹にやさしい「おなかコーヒー」(2036円)。

<おまけ>
ROBERT’S COFFEEのスタッフさんに教わった
エアロプレスの上手な使い方

自宅でエアロプレスを使っているという人がよく言う悩みは、コーヒーが薄くなってしまうということ。プレスする前、お湯を注いだ段階で、よく抽出されていないコーヒー液が下に落ちてしまうため。
これを防止するため、なるべくゆっくりお湯を注ぐなどの工夫をしている人も多いようです。
さて今回、ROBERT’S COFFEEのスタッフの方に教わった方法は、まさにコペルニクス的展開!
下の写真を見てください。上下を逆にした状態でコーヒー粉を投入してお湯を注いでいますよね。しばらく待ったのち、フィルターをセット。ここで素早くひっくり返してポットなどの上に乗せてプレスします。この方法ならプレス前の漏れを気にすることなく、好みの時間、抽出することができますよ。
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