映画『かもめ食堂』にも登場。ブラスの深い輝きが美しい、artek(アルテック)社のGolden Bell(ゴールデンベル)

公開日: : インテリア

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ブラスの絞りによるなめらかな形と、深い輝きが美しいartek(アルテック)社のペンダントライトA330S、通称「Golden Bell(ゴールデンベル)」。
Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)がヘルシンキのサヴォイレストランのためにデザインしたもの。
1937年のパリ万博でもフィンランド館に展示されました。

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(snap by instagram)
その名の通り、鐘のようなフォルム。
こうしていくつも並べると、ブラスのシェードが互いに写り込んで、とてもゴージャスな雰囲気に。

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こちらはブラックのカラーバリエーション。
長いコードがついているので、位置を調節してテーブルの真上に持って来ることができます。
照明を当てると、料理がますます美味しそうに見えるんですよね。
料理の腕をカバーしてくれる、かも^^;

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(snap by instagram)
こんなふうにベッドルームに1つ使うのも素敵です。
シェードの下部に開けられた穴が部屋の壁に美しいシルエットを描き出します。
いいムードです♡

このゴールデンベル、映画『かもめ食堂』にも登場しているので、印象に残っている人も多いのでは。
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そうです、サチエ(小林聡美)さんとミドリ(片桐はいり)さんが初めて出会うシーン。
2人でガッチャマンの歌を熱唱する、この名シーンはヘルシンキにあるフィンランドで一番大きい本屋さん「アカデミア書店」がロケ地。
この本屋さんも1969年にアアルトが設計しています。その2階にある、その名も「Cafe Aalto」で撮影されました。
でも、このゴールデンベル、ちょっとデザインが違いますよね。

 

〈2つのバージョンと姉妹品、カラーバリエーションもそれぞれ魅力的〉

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こちらのバージョンは4つの部品を組み合わせた複雑な構成になっています。
これは1954年にアアルト自身がデザインに手を入れたもの。
これもアアルトの設計によるユヴァスキュラ大学の、教師のための食堂に使われました。
同じ年には素材をブラスから吹きガラスに変えた姉妹品の「A440」も発表しています。

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オパールガラスのA440は、柔らかな透過光がA330とはまた違った魅力。

 

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長い間、ゴールデンベルといえば1954年バージョンでしたが、2007年にアルテック社が1937年バージョンを復刻。

 

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クローム、ブラック、ホワイトのカラーバリエーションも増え4色展開に。
より多くのシーンにマッチするようになりました。
1954年バージョンやガラス素材のA440も含め、それぞれに魅力的ですよね。

そして、ピカピカのゴールデンベルもいいですが、磨かれずにくすんだブラスの風合いも、これはこれで素敵ではないでしょうか。
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個性豊かなゴールデンベルファミリーから、あなたならどれを選びますか?

 

●Alvar Aalto/アルヴァ・アアルト(1898-1976)

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フィンランドを代表する建築家。建築はもちろん家具やガラス器、照明器具など幅広くデザイン。オーガニックで温もりのあるテイストが北欧らしさを感じさせます。自らがデザインした家具を製造販売するため妻アイノらとともにアルテック社を立ち上げ、成形合板などの技術開発も積極的に行いました。

 

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