素朴な表情が懐かしいKay Bojesen(カイ・ボイスン)の動物たちと一緒に暮らす

公開日: : インテリア, インテリア雑貨

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愛くるしい表情と、木の温もりが魅力の動物フィギュア。
デンマークのクラフトデザイナー、Kay Bojesen(カイ・ボイスン)が1930年代から1950年代にかけてデザインしたもの。
どの子もそれぞれ可愛らしく、みんな我が家に迎えたくなりますよね^^

 

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こちらのおさるさん、「The Monkey(モンキー)」は1951年に発表されました。
もともとは子供向け家具の見本市用にフックのデザインとして考えられたものなんだそうです。
フックに手が届かない子供が低い位置で帽子やコートを掛けるための中継用。
今はあくまで玩具として販売されているので、そういった使い方はおすすめできませんが、いろんな所に引っ掛けて楽しむことが出来ます。

 

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(snap by instagram)
こんな感じ!
首、肩、股関節、手首、足首、と9か所が360°動くので、かなり自由なポーズが取れます。
こちらはSサイズで24,300円(税込)。

 

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左に写っているのはLサイズ。
本物の猿くらいの大きさ。迫力あります!
お値段も280,800円(税込)と迫力なんですが……でも、一生、一緒に過ごせるコンパニオンアニマルと考えれば納得かも。

 

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1957年に発表された「Rabbit(ラビット)」。
動物好きだったカイ・ボイスンは、よく奥さんとともに動物園に散歩にでかけていたそうです。
このラビットは動物園で見たウサギに触発されて生まれたデザインだとか。17,280円(税込)。

 

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こちらの「The Dog(ドッグ)」はオリジナルが1934年の発表という古いもの。
カイ・ボイスンの友人が可愛がっていたダックスフンドがモデル。18,360円(税込)。

 

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1952年発表の「The Bear(ベアー)。20,520円(税抜)。
手のひらサイズのこの熊さんは、かわいすぎます♡
カイ・ボイスンは「動物玩具は本物の動物とそっくり同じではダメ」と言っていたそうです。

 

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「The Elephant(エレファント)」は1953年の発表。
丸みのあるパーツを組み合わせた、ぽってりしたフォルムがなんとも愛らしいですね。34,560円(税込)。

 

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1955年に発表された「The Hippo(ヒッポ)」。18,360円(税込)。
なぜ、鉛筆を噛んでいるかというと、もともと電話の側に置くためのペンホルダーとしてデザインされたからなんです。
一応、玩具ではなくステーショナリーなんですが、ペンを挟むだけという単機能ぶりがのんびりしていてほほえましいですよね。

 

アルバムに隠されていた幻のデザインを製品化!

これらの動物たちはもともとデンマークの有名デザインカンパニーRosendahl Copenhagen(ローゼンダール・コペンハーゲン)社が復刻し生産してきました。
2011年からは「KAY BOJESEN DENMARK(カイ・ボイスン デンマーク)」としてローゼンダール傘下の新たなブランドとして独立しています。
そして2012年、“幻の小鳥”と言われたアイテムがラインナップに登場します。

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こちらの「Song Bird(ソングバード)」がそれ。
1950年代にカイ・ボイスンが描き、アルバムに挟んだままになっていたデザイン画を遺族が発見し、製品化したものなんです。
このカラフルな小鳥たちにはそれぞれ名前があります。

 

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手前の緑色のくちばしが「Sunshine(サンシャイン)」。カイ・ボイスンによるオリジナルのカラーリングを再現したもの。

 

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こちらの「Pop(ポップ)」はカイ・ボイスンのあだ名なんだそです。
なんでも彼はお酒を飲まずソーダばかり飲んでいたので「ソーダ・ポップ」と呼ばれていたのだとか!
これ以外の鳥たちにも「Kay(カイ)」をはじめ、孫や義理の娘といったカイ・ボイスンの家族の名前が付けられています。

ずっと見つめていたくなるような愛嬌のある表情と、ポップなカラーリングが嬉しいですよね。
しかも価格が9,720円(税込)とお手頃!

インテリアショップACTUSのオンラインショップでも販売されています。
カイ・ボイスンの動物をはじめて家族に迎え入れるなら、このソングバードがぴったりじゃないでしょうか。

●Kay Bojesen/カイ・ボイスン 1886ー1958

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もともと銀細工師としてキャリアをスタート。Georg Jensen (ジョージ・ジェンセン) で働いた後、1910年に独立。
仲間とともに優れたデンマークデザインを扱うセレクトショップ「Den Parmanente」を設立。
1930年代から木工の魅力に目覚め、動物玩具をデザインするようになる。
銀細工師としてのキャリアを活かし、カトラリーの名作も残している。

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