あなたは何を乗せる? 映画「かもめ食堂」で注目された arabia(アラビア)社の24h Avec(アベック)

公開日: : 食器

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映画「かもめ食堂」でおにぎりを乗せて登場。北欧好きに注目されるようになったarabia(アラビア)社の24h Avec(アベック)。
Heikki Orvola(ヘイッキ・オルヴォラ)がデザインしたアラビア社の24h(24時間)シリーズにKati Tuominen-Niittylä(カティ・トゥオミネン=ニーットゥラ)のデザインによるパターンをプリントしたもの。
トゥオミネン=ニーットゥラはアラビア社のKoKo(ココ)シリーズのデザイナーとしても知られています。
アベックはもともとフィンランド国内限定で販売されていました。
「かもめ食堂」で日本での人気に火がついた頃には、すでにアラビア社は廃盤を決定していて、日本への正規輸入は本国の在庫がなくなるまでのごく短期間。
入手の困難さが、人気をさらに上げる要因にもなりました。
その後、何度か復刻されていますが、ショップに入荷すると間もなくソールドアウトしてしまうことが多く、いまだに手に入りにくい状況のようです。

洋食器でありながら和食によく合う

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人気の理由は、どことなく漂う和のセンス。
短いラインが無数に並んだパターンは畳の目を思わせます。
よく見るとラインの間隔が正確ではなくスペースが開いたりしていて、独特のリズムを感じさせます。
文様のズレには、明治時代の印判手のようなチープな楽しさも感じますね。
また小鹿田焼き(おんたやき)の飛び鉋(とびがんな)の技法を思わせるパターンでもあります。

 

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上の写真、グリーンのアベックと、上に乗せた小鹿田焼きの小皿が、なにか同じ窯元であるかのようです。

 

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カラーはブルーの他、グリーン、ブラウンの3色。
それぞれ20cmと26cmのプレート。24cmのパスタプレートなどが販売されています。
ネットショップでは4,000円から5,000円程度で売られていることが多いようです。
新入荷があったら即買いです!

 

おにぎりとアベックはもはや定番、あなたは何を乗せる?

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映画「かもめ食堂」の人気で、おにぎりを乗せたアベックはもはやそれ自体が1つのアイコンになった気がします。
アベックを入手して、まずはおにぎりを乗せてみたという人は多いようですよ。
和食との相性には定評のある、このお皿に、みんなが何を乗せているのか見てみましょう。
snap by instagram

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ブルーのパスタプレートに鯵、出汁巻き、こんにゃくの煮付け、梅干し。
網元が経営する民宿の朝ご飯といった爽やかな風情があります。

 

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グリーンのパスタプレートに固焼きソバ、ブルーのプレートにイカのお刺身が乗せられています。
それぞれの色味を上手く活かしていますね。

 

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もちろん洋食にも合いますよ。
グリーンのプレートにチキンカレー。

 

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グリーンのプレートにはイエローが似合いますね。
パンケーキとバターがやたらと美味しそうに見えます^^

 

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イチゴの赤との対比が見事。
ホイップクリームの白と合わせてトリコロールになっています。

 

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ブルーのパスタプレートにサーモンクリームのパスタ。
パスタプレートにパスタという本来の使い方なのに新鮮に見える不思議……。

 

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ブラウンのプレートに小さくカットされたフルーツ。
なにかお茶の席のような品格があります。

 

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お好み焼き。
マヨネーズの模様がマッチしてます。

 

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おでん。
おにぎりもそうですが、この手のジャパニーズ・ソウル・フードが本当に良く似合いますね!

デザイナーのトゥオミネン=ニーットゥラは親日家だそうで、日本食との相性の良さは、そのせいかもしれません。
それにフィンランド人は日本人との共通点がけっこうあるんです。
謙遜する文化や、家の中に土足で上がらないことなど。
日本とフィンランドはこんなに離れているのに、似ているなんて不思議。
日本とフィンランドの文化について想いを巡らせながら、アベックに和食を乗せるって、ちょっと素敵ですよね。

おまけ
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奥に置かれたグリーンのアベックにフライが乗せられています。
が、そんなことより手前にあるお寿司を乗せたベルサ!
ベルサの模様が寿司桶に入ってる緑の葉っぱ(バラン)の代わりになってます^^;
洋食器と和食の合わせ方もいろいろですね!

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