ファン待望!今年のムーミンサマーマグは「クリップダッスとトゥーティッキの航海」
公開日:
:
最終更新日:2014/06/07
食器
Arabia(アラビア)のムーミンマグと言えばコレクターに人気の高いアイテム。
中でも、2006年からスタートした、クリスマスと夏に限定販売されるマグ&ボウルは毎年ファン待望の品。
サマーマグが発表されると、「そろそろ夏だなー」なんて季節を感じる人も多いのでは。
今年もムーミンマグの季節がやってきました! 2014年のイラストは「クリップダッスとトゥーティッキの航海」。
2014サマーマグカップ/4,320円(税込)。
2014サマーボウル/5,184円(税込)。
ムーミンコミックスの「ムーミン、海へ行く」の巻からのワンシーンです。
背景にあるストーリーは――。
新たな冒険を求めトゥーティッキの指揮で造った帆船に乗って海に出たムーミンたち。
勝手に乗り込んでいた自分勝手な詩人や、なんでもかじってしまうクリップダッスのせいで船上は大騒ぎ。
嵐に襲われ、やっと乗り切ったかと思えば、今度は海賊が……。
でも、ここで活躍するのがクリップダッス。海賊の船をかじって沈没させてしまいます。
海賊たちを助けて船に乗せてあげる、心優しいムーミンたち。
ところが……。なんと海賊たちに船を乗っ取られてしまうんです!
小舟に乗って逃げ出したムーミンたちが、ほっとひといきお茶を楽しんでいる。
描かれているのは、そんなシーン。
2014年のこのシーンは去年のサマーマグから続いているんです。
2013年のサマーマグも、「ムーミン、海へ行く」から。
ムーミンたちの船にこっそり乗り込んでいた詩人。
これがくせもので、パパのウィスキーは盗み飲みする、ママが作ったケーキも勝手に食べてしまう!
ほとほと手を焼くムーミンたち。
ところが惚れっぽいフローレンは甘い言葉を囁く詩人にすっかりとりこにされてしまいます。
フローレンが、詩人をうっとり見つめているところが、この年のイラスト。
フローレンをとられて恋人のムーミンがかわいそう!
でも安心してください。このあとに登場するのが、なんでもかじってしまうクリップダッス。
詩集を食い荒らしながら、詩人をどこかへ連れ去ってしまいます。
フローレンの気持ちが戻って一安心のムーミン。
この前年、2012年のイラストは、じつはムーミンが浮気心をいだくエピソードだったんです。
なかなか面白いつながりですよね。
2012年の「プリマドンナの馬」。ムーミンコミックス、「恋するムーミン」の巻からのイラストです。
洪水で流されたサーカスのプリマドンナを助けに行ったムーミンが、プリマドンナの飼っている馬と出会ったシーン。
このあと、プリマドンナを助け出し、すっかりめろめろになってしまうムーミン。
フローレンは焼きもちを焼いて家出してしまいます!
でも、最後はやっぱりフローレンのもとにムーミンが戻ってめでたしめでたしというストーリー。
2011年まではキャラクター単体のイラストでしたが、この年からストーリー性のあるシーンが描かれるようになりました。
また、それまでおなじみだったボーダー柄から、イエローの空とブルーの水面がお約束に。
物語を感じられるイラストが素敵なサマーマグ。
なんだかムーミンコミックスを読みたくなってきませんか。
ムーミンコミックスを読みながら、サマーマグでコーヒーを楽しむ夏の午後なんて素敵です。
思わずコンプリートしたくなる! プレミアのついた歴代サマーマグ
2011年以前のサマーマグはこんな感じです。
2011年「Soap Bubble」。シャボン玉を吹くミイが可愛らしいですね。
2010年は、ママがバラに水をあげている「Rose Garden」。
2009年、「Summer Siesta」。パパが木陰でのんびりお昼寝しています。
2008年、「On the Beach」。照りつける太陽のもとフローレンがビーチにお出かけ。
2007年、「Dolphin dive」。イルカのシッポにつかまって海をいくパパとママ。
この年だけは、両面に反転した同じ図柄ではなく、マグを一周して一枚のイラストが描かれています。
こちらがサマーマグ第1号の2006年、「The Dive」。
アラビア社誕生125周年を記念して発売されました。
赤い縞模様の水着でダイブするムーミンがなんともかわいらしいですよね。
今では、かなりのプレミアがついているようですよ!
こうやって並べてみると、それぞれどれも魅力的。
コンプリートしたくなっちゃいますね^^;
desktop
関連記事
-
【不朽の名作北欧食器シリーズ】Mon Amie(モナミ)
北欧、スウェーデンの王室御用達の窯として創業したRorstrand(ロールストランド)社。 …
-
北欧の海に思いを馳せて アラビアのMeri(メリ)シリーズ
北欧を代表するテーブルウェアメーカーと言えば、フィンランドの ARABIA(アラビア)社。 ヴィ…
-
暮らしの道具と アートピースの融合 Timo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)の Bird Bottle(バードボトル)
ころんとしたフォルムにくちばしのような注ぎ口が愛らしいこのボトルは通称Bird Bottle(バ…
-
【不朽の名作北欧食器シリーズ】手描きの絵付けが素朴で力強い、arabia(アラビア)の名作Valencia(バレンシア)
arabia(アラビア)のValencia(バレンシア)は1960年に製造が始まり2003年…
-
揃えたい!marimekko(マリメッコ)”ウニッコ”誕生50周年記念シリーズ
フィンランドを代表するブランド、marimekko(マリメッコ)社。 マリメッコと聞いて、…
-
リサ・ラーソンで日本酒を。 徳利とお猪口「おさけとり」
Lisa Larson(リサ・ラーソン)のジャパンシリーズが発売となりましたが、 個人的に…
-
テーブルを華やかに彩るArabia(アラビア)の名作Paratiisi(パラティッシ)
豊かなタッチで描かれた、瑞々しい草花やフルーツ。 テーブルを華やかにしてくれるArabia…
-
メガネ付きがプレミアつきに!トーベ・ヤンソン生誕100周年記念ムーミンマグカップ
2014年はムーミンの生みの親である、トーベ・ヤンソン生誕100周年記念イヤーということで、…
-
あなたは何を乗せる? 映画「かもめ食堂」で注目された arabia(アラビア)社の24h Avec(アベック)
映画「かもめ食堂」でおにぎりを乗せて登場。北欧好きに注目されるようになったarabi…
-
復刻版で日常使いも。マウスブローの繊細な美。Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)のFlora(フローラ)
Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)さんといえばイッタラ社のカステヘルミやバードコレク…