実りの季節を待ち望みながら-アラビアのRuska(ルスカ)シリーズ-
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最終更新日:2014/04/06
食器
フィンランドのテーブルウェアメーカー、ARABIA(アラビア)社。
以前、ヴィンテージのMeri(メリ)シリーズについて書きましたが、寒の戻りの影響か気分が少し変わったので今回は「今、気になっている」Ruska(ルスカ)シリーズをご紹介。
ブラウン系のグラデーションが優しくて、渋い。
このRuska(ルスカ)シリーズは、Meri(メリ)シリーズと同じ、Ulla Procope(ウラ・プロコッペ)によるデザイン。
フォルムはMeri(メリ)シリーズと同じデザインで、総称して”Sモデル”とも呼ばれています。
1960年に発表されロングセラーとなりましたが、残念ながら2000年で製造終了。
今はヴィンテージとして流通していますが、生産数が多かったためか比較的手に入りやすいようです。
< ARABIA/Ruska(ルスカ)シリーズをいくつかご紹介。>
■サラダプレート(直径:約17cm)
■シリアルボウル(直径:約13cm)
■ティーポット(約5杯分)
■エッグカップ(1個用)
■ミルクピッチャー類
■ベジタブルボウル(約:16cm×3.5cm)
■グレイビーボート(ソースをかける時に使う器)
Ruska(ルスカ)はひとつでも存在感が非常にありますが、揃えると食卓がさらに渋い雰囲気になりそう。
グラデーションの色味がひとつひとつ違うので、統一感がありながら表情が違うのも魅力のひとつですね。
シリーズ名のRuska(ルスカ)とはフィンランド語で「収穫の季節」を意味するそうです。
実りの秋を想いながらウラ・プロコッペはデザインしたのでしょうか。
季節感のある食器というのは、とてもロマンチックですね◎
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