【不朽の名作北欧食器シリーズ】ADAM(アダム)とEVA(エヴァ)
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食器
規則正しく並んだドット柄がシンプルでかわいらしいデザイン。
よく見ると食器のフォルムに沿って、ドットの大きさが変化していて、遠近法を使った計算されたデザインが特徴的な北欧食器の名作、ADAM(アダム)とEVA(エヴァ)。
スウェーデンで最も有名なブランドの一つ、GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)社から1959年に発売され、1974年まで製造されていたモデルです。
デザインしたのは、以前Bersaシリーズでもご紹介した、Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)。
青と赤の色使いでそれぞれをADAM(アダム)、EVA(エヴァ)と名付けられています。そう、旧約聖書に登場する「アダムとイブ」がネーミングの由来なんですね。
< ADAM (アダム) >
白地に青いドット柄のADAM(アダム)。
藍色に近い深いブルーのカラーがとても美しいです。
< EVA(エヴァ) >
EVA(エヴァ)は赤に白抜きでドット柄を描いています。
ポップな印象もありながらレトロな雰囲気がとても素敵ですね。
ADAM(アダム)とEVA(エヴァ)のシリーズは1959年から1974年まで販売されていましたが、一時廃盤となり、1996年に復刻版が再び発売されるようになりました。
復刻版といっても、グスタフスベリ社が当時と同じ製法をできるだけ再現して作っているそう。
ハンドメイドに近い製法なので、ドットが少しいびつだったり、小さな凸凹があって、ひとつひとつ個性があって愛着が湧きそうですよね^^
ヴィンテージ品は市場に出回ることも少なくなっているので、価格は高騰の一途。復刻品でも上記のような製法なので生産数が少なく、カップ&ソーサーで¥12,000くらいの価格で販売されていることが多いようです。
なかなか、プレミアのついた食器シリーズですよね。そこもまた、魅力。。
< ヴィンテージと復刻の違い >
ヴィンテージと復刻版の違いは、わかりやすいところだと本体の刻印ではないでしょうか。
左がヴィンテージ。デザイナーであるスティグ・リンドベリのサインが入っています。右が復刻版。”2011″と製造年が刻印されていますね。
その他にも、ドットの間隔なども微妙に違っているようです。
オークションなどで手に入れる際は、事前に確認した方が良いかも知れません。
< Lisa Larson(リサ・ラーソン)のADAM&EVA >
アダムとイブつながりで、ついでにご紹介です。
スティグ・リンドベリと共にグスタフスベリで働いていたリサ・ラーソンもアダムとイブをモチーフにしたオブジェを制作しました。
1972年から1980年まで製造されていたようです。
結婚のお祝いにとっても喜ばれそうなヴィンテージアイテムですよね。
< スナップ集 by instagram >
白いテーブルに青いドット柄が映えますね。
赤いイチゴも生き生きとして、とっても美味しそうに見えます。
ADAM(アダム)シリーズで統一した食卓。とても素敵です。
artekのトレイとのコーディネートもなかなか賑やかで楽しそう。
以前紹介した、ロールストランド社のMon AmieやBersaと並んで食器棚に。
北欧ヴィンテージ満載で羨ましいラインナップですね。
いかがでしたでしょうか。
発売から半世紀以上経っても色あせないモダンでかわいらしいデザイン。
是非手にしたいシリーズですよね。
●Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ) 1916-1982
スウェーデンのウメオ生まれ。芸術大学卒業後、1937年にグスタフスベリ社に入社。専属デザイナーとして戦後の同社黄金期を支える。その後、1957年から13年間スウェーデン王立美術学校で教授を勤める。陶芸だけにとどまることなく、テキスタイルやイラストなど幅広い場で活躍。日本においても、西武百貨店の包装紙をデザイン。2006年には本国スウェーデンの国立美術館で回顧展が開催されるなど、世界中の人々を魅了しているデザイナー。
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